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2011年10月23日 (日)

感謝~3つのリサイタルが終了しました!

去年に引き続いて、3公演が終了。wine

川井弘子ソプラノ・リサイタル piano: Maarten Hillenius 
 2011年10月10日(月・祝)15:00開演 岡山県立美術館ホール
              10月13日(木)19:00開演 兵庫芸術文化センター・小ホール
              10月17日(月)19:00開演 東京オペラシティ・リサイタルホール

終わってみるとどうってことない(いや達成感や終わった後の効用?は大きい)のですが、やはり緊張したというかなんと申しましょうか。こんなことを思っていました。

 ① 調子を崩さないで3公演、通せるのか?
 ② 思うような声で表現できるのか?
           ~Body Mappingを教えている手前、純粋な?お客さまもいらっしゃるが
         「からだ」をどう使っているのか、「呼吸」はどうかなどの視線・期待が強い
 ③ 自分で決めた課題(内緒。。笑)は達成できるのか?

まずは歌い手としての自分のことばっかりでごめんなさい。

演奏会としては

 ④ 多くの人に聴いていただけるのだろうか?
 ⑤ 演奏を聴いて喜んでいただけるのだろうか?

ひとまず、演奏会の様子をご紹介しましょう。

Hiro0026 10月10日(月・祝)15:00開演
 岡山県立美術館ホール 
 さて、コンサートの始まりです。

 想像以上に多くの客様、
  そして温かい声援を感じて。。。

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 Mozartの歌曲 
    An Chloe クローエに
  Abendempfindung 夕べの想い

 を歌い終えたところ。

 次の日本歌曲の前に、ご挨拶。
  1分ほどしかしゃべってないのですが、
  オランダ人のマールテンさんには日本語わからないはずですが。。。。??
 彼の表情も興味深い。

Hiro0031_2 
 中田喜直: 
      ゆく春
      悲しくなった時は
      髪

 きっとこの次のショットは「悲しくなった時は」の途中

Hiro0041

中田喜直: 髪    「ゆるがせながら~」と歌ったあとです。
 ここでは強い女の表現をしたかったから。

Hiro0047_2
 

 R.Strauss:
    Kornblumen 矢車菊
    Mohnblumen けしの花
    Morgen あした
    Staendchen セレナード
    Saeusle, liebe Myrte ささやいて、いとしいミルテ
    Mein Vater hat gesagt お父さんは言いました   


のところの写真がなくて残念!
ショールを変えたんですが。。。そしてきっと「からだ」の動き、使い方も違ったはず。。。

Hiro0061_2 休憩後は3つのフランス歌曲。

 Debussy:Nuit d'etoiles 星の輝く夜
  Berlioz:Absence 去りし人
  Delibes:Les filles des Cadix 
        カディスの娘たち

  たぶん、これはAbsenceの途中。

  ppで柔らかく、しかし強い表現で
  会場の奥深く「寂しさ」や「悲しみ」を届ける
  3会場とも会場の響きはすばらしかった。
  中でもオペラシティは柔らかで、それでいて高くどこまでも舞い上がる感じがした。
  ふっと自分のバランスをとると、後は会場が教えてくれる、そんな感じがした。

 Bellini:Eccomi~O quante volte
  悲しみにくれるジュリエットのアリア。。。。の後、最後は

  Bellini:Son Vergin(歌劇「清教徒」より)
      無邪気に結婚式を喜ぶアリア。。。

Hiro0079_3  Hiro0080 

アンコールにはまずは恒例
Puccini: O mio babbino caro 私のいとしいお父さん
おなじみのメロディーですが
実は喜劇で、お父さんを脅して?!「でないとベッキオ橋から飛び降りるわよ、
いとしい人と結婚させて」と言っている歌です。

それからスペイン歌曲(南米の作曲家です)
Guastavino: La Rosa y el Sauce バラと柳
バラは柳に恋をしてその枝に絡みついていた、
なのに心ない少女がやってきて
そのバラを摘んでしまった。
バラも柳も悲しんでいる。
哀愁を帯びた美しい曲。

最後にこれまた恒例
越谷達之助: 初恋 (石川啄木 詩)



ご来場くださった皆様方に心より感謝いたします。
3会場それぞれ違えど、素敵な響きのホールとお客様の温かい雰囲気に支えられて
とても気持ちよく歌わさせていただきました。
ありがとうございました。
これからもよろしくお願いいたします。

岡山会場の受付に手違いがあり、開演前にパンフレットを
お渡しできなかったお客様ができてしまいました。
申し訳ございません。最後までお手元に届かないままになっていらっしゃる方が
おられましたらどうかご連絡くださいませ。郵送させていただきます。
なぜなら、今回のパンフレット、曲目解説はもちろんのこと、
私のプロフィールも物語風に面白く載せました。
子供の時の写真も1枚、載っているし・・・是非、
今からでも読んでいただきたいのです。
ご来場できなかった皆さまももしほしい方がいらっしゃいましたら、
ご連絡ください。
お送りさせていただきます。

アンケート用紙やまた演奏会後のメールや手紙をたくさんいただきました。
その一部をご紹介します。

・とても素晴らしかった。
ひとりでこれだけの舞台をすること、
パワーと品格に感心致しました。
特に高い声がきれいでした。
・心が清々しくなりました。
・感激しました。

・まっすぐな高音が美しく、心地良いひと時でした。

・昨年、京都バロクザールでのリサイタルもそうでしたが
今年も先生の歌を聴いて自分にどんな変化が起こるのだろうと
楽しみにお伺いしました。「背中がすごくラク」。
(中略)背中が楽になったことで呼吸も軽くなった感じですし、
やはり先生の歌には聴く人のからだによい変化を与える
作用があることを再確認しました。

・先生の演奏会に伺う前、
声がかすれてなかなか回復しない状態が続いていたのですが
先生の演奏を聴いて、いろいろお話もさせていただいたら
その後、すっかり治ってしまいました。
先生のようにすう~っと、構えずに歌うことにしたら
ピッチもきれいに取れるし、声も疲れなくなりました。
・・・・先生の演奏会すごいです!!!

直後の東京でのレッスン、
聴きに来てくださった生徒の皆さんも私も、紅葉?高揚。
歌うことの喜びや響きが何たるかがより明確になり
毎年、相乗効果がうれしいです。


演奏会が終わった時、そして伴奏者のマールテンさんを
また来年もよろしくねとオランダに見送る時、
次もまた楽しみにしていると何年来も聴いてくださっている方や
初めて聴いてくださった方に言われる時、
演奏会後に聴きに来てくれた人にレッスンをする時、
しみじみと音楽の力を感じます。


感謝の気持ちでいっぱいになり、
また明日から新たな気持ちで進もうと
力が湧いてくるのです。

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