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2012年1月31日 (火)

2月12日(日)はBMコンサート in 東京

私のレッスンを東京・横浜で受講している人たちの発表会。
生徒の発表会といえど、すでに多方面に活躍している人も多く、
コンサートとして十分、お楽しみいただけるのではないでしょうか。
皆さま、是非、お越しください。

第3回BMコンサート in 東京

2012年2月12日(日)14:30開場 15:00開演
会場:大田区民プラザ・小ホール
(東急多摩川線・丸子駅前)
http://www.ota-bunka.or.jp/facilities/plaza/
入場無料

合唱はやっていたけれど、一人で歌うのは全く初めてという愛好家のレジェッロ・ソプラノ、
ヨーヨーマの演奏に感銘を受けチェロを初めて9年目という思慮深きキャりアーウーマン、
音高・音大を卒業してピアノを教えている美しき人、
子育てが一段落したので自分の演奏活動も積極的にというわけで
発声を見直したいといわれる美声の音大卒業生たち、
数々の留学経験もあり演奏会も多いが、
ここらで発声や身体の使い方を見直したいと言われるベテランの方、
普段はゴスペルを趣味で歌い、
でもクラシックにも挑戦したいと前向きな翻訳業の伸び盛りの人、
音大卒ではなく普段は事務職なのに、ここまでオペラも歌えるんだという驚きのソプラノ、
4月から小学校の教員として赴任することが決まっている教育大院修了のテノール、
音大院卒のヴァイオリニスト。。。などなど皆バックグランドは様々。

2001年に「ボデイ・マッピング」を指導する資格をアメリカで取得して、
最初に自宅のある倉敷以外で教える機会に恵まれたのは2003年、横浜でした。
それから今年でちょうど10年目。
私自身の歌う感覚も教える感覚も随分変化したなと感じる一方、
最初から変わらないのは、ただ歌うことや楽器を演奏することがうまくなるのではなく、
からだをうまく使えることで、より元気になり、
その人自身のからだと脳からのインスピレーションで音楽表現も豊かになる
という方向性のレッスンをしたいという思いでした。

先週のレッスンである生徒が、
「年末年始忙しく、ずっと風邪を引いていてからだがガチガチ、
歌う以前にからだの調子が悪すぎて、
鍼(はり)にでも行こうかと思ったんですけど、
まずは歌のレッスンを受けてからにしようと思って。。。」
と、みなとみらいでのレッスンにやってきました。

声はよく出るものの、首や背中が硬いので
彼女の思うようにフレーズが作れていないことがまずは
わかりました。背骨をほぐす体操をし、股関節を柔軟にするヨガのポーズ、
そして顎がどこから動くかなどの「ボデイ・マップ」を確認。
すると見る見る彼女の声と音楽は変わっていきました。

その後、言葉のニュアンスとフレーズが向かう方向を指示。さらに。。。
私はこういうスタイルのレッスンをしています。

(そして彼女は「鍼(はり)にいかなくてもよくなりました」と
にっこり笑って帰って行きました。)

そんな中で迎えた東京では3回目のコンサート、それぞれの
ますますの活躍を願ってやみません。

お聴き苦しい点もあるかもしれませんが、
どうか皆さま、温かくお見守りくださり、応援してください。

私は音楽に携わる者として、自分が学んだ喜ばしい経験は伝え、
疑問に思うことは修正・改良し、
これからも進んでいきたいと思います。

レッスンする時は「教える」という感覚ではなく、
「気づき」を助ける、そんな思いが最も強く、
そして自分が歌う時とはまた別の種類の
格別な喜びがあります。

そんな生徒たちとご来場くださる皆様に、
またいつも気にかけてくださる皆様方に
心より感謝いたします。

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2012年1月23日 (月)

香五種~住吉香

お香の会に参加した。2回目。
12人の参加。半分の参加者は着物姿。
やはり着物姿は美しい。
(私はいつもの格好。。。汗)
そして一人だけダントツに若い(=未熟な)雰囲気を醸し出しているのがわかる。(笑)
お茶の先生方がほとんどのよう。

今日のお香のタイトルは「住吉香」。
五種のお香がそれぞれ和歌の言葉の名前で出てくる。
四種類出てきて、その五つ目に出てきたのを当てる。
出てきた四種類の一つかもしれないし、出てきたものではないかもしれない。
出てきていないものだと思ったら、和歌の最後の行
「住吉の松」と書く。
こういうのを「逆香」というのだそう。

君が代の
久しかるへき
ためしには
かねてそ うえし
住吉の松

一つ目はなんだかひ弱で、純粋。
二つ目は男性的、かなり強いにおい。
三つ目もかなり特徴がある。
四つ目。。。これ、なんだか薄いぞ。
さて、いよいよ五つ目。。。

二つ目、三つ目とは明らかに違う。
しかし、一つ目、四つ目とはどうだろう?
それとも出てきていない香りなのか?
迷った末、出てきていないと判断して「住吉の松」と書く。

なんと正解は四つ目の「かねてそうえし」!
ウソでしょ、四つ目と五つ目が同じもの??!!
匂いの強さが違ったので、同じものとは思わなかったのだ。
四つ目は匂いの特徴をつかめなかったし。。。
う~~~~む。。。

というわけで、なんと12人の参加者、全員不正解。
あはは。。。。難しいのだ。

ところで床の間の掛け軸は
「心廣體胖春」
心広く、體(たい=からだ)胖(ゆたか)なる春

普段から骨や筋肉に興味のある私としては
「骨」辺に「豊」と書いて、「からだ」の意味。
驚きとともに感動!!
そんな身体がいにしえからあったに違いない。

お花も大胆に、長い柳の枝が紅白の寒椿とともに
生けてある。


お香の後には、お茶をいっぷく。
和菓子の上には「龍」という文字が入っている。
お茶碗も皆それぞれ違って、私のはちょっと小さく長いもの。
こんなに縦に細長いお茶碗もあったのねと。
するとお隣のお茶の先生らしき方が
昔は茶せんもお茶碗に合わせて作ってもらっていたから
そういうお茶碗なら茶せんも細いのを使うのだと教えてくださった。
そうなの。。。。茶せんもいろいろあるの?!
知らなかった。

なるほど日本古来のものは、それぞれに合わせて
一つ一つ違っていたに違いない。

さらに新年ということで、
「とうせんきょう(投扇興)」もあり。
五つの扇を投げて、台の上に乗った的を落とす。

これが結構思ったように行かなくて。。。
そして楽しくて。
扇がバタンと下に落ちたり、
今度は上に行きすぎて一回転舞って
的には当たらなかったりする。
おっ当たった、次もこのように
と気負うと、今度は左右にずれたりする。
なんてこと。。。。
見ているのと実際にするのにも
大きな感覚の違いがある。

ああ~、楽しい~。

あっという間の2時間。
少しもぞもぞと、時々中腰になって指の先を立てたりしていたものだから
足はしびれなかったものの。。。すっと立ち上がれない。(笑)

。。。というわけで、動きたくなり、
近くの禅のお寺へ。
私の好きなひとつのウォーキングコース。
今日はいいお天気だったけど、寒い~!!
けど、ちょっと歩かないと、足が。。。
これだけ正座していたら、馬にでも乗りたい気分になった。(笑)
「文武両道」という言葉が浮かぶ。

お寺の庭では蝋梅が美しかった。

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一番寒い時期に咲く春の花。
一番寒いことは冬の真ん中ではなく、
春の始まりだということを
自然が教えてくれる。

春はすぐそこにある。
なんだかうれしい予感に包まれた
音楽から離れた一日だった。

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2012年1月21日 (土)

突発性難聴が教えてくれたもの

声楽家の生徒の一人が、暮れに突発性難聴になった。
その知らせのメールに、ほんとに驚き、心配した。
聞きたくない音や声が環境の中に多発した結果らしい。

突発性難聴の原因ははっきりわからないというのが
一般の医学的な見方だが、
明らかにストレスであることには違いない。

せめてもの救いは、左耳が全く聞えなくなったのではなく、
いくらか聴力を残していること。
つまり回復する見込みがあること。
年末年始で一般の外来はどこも休診だったので救急へ。
毎日、ステロイドの点滴で対応してもらえて
少しずつ回復している。
できるだけ早く、この点滴を毎日。。。というのが大切な処置らしい。
血流をよくするのだ。

さて、その生徒が今日、レッスンに来た。
興味深いことに、歌声は悪くなっているどころかよくなっている。
本人いわく、歌いやすいのだと、
ピアノも弾きやすいのだと。
今までは聞こえすぎて?それでコントロールしようしようと
しすぎていたと思う。。。と。
よく聴こえないから気にならない、だから逆に思った通り(予定した通り)に
できるのだそう。
うまく歌おうという瞬間的、習慣的な小細工をしなくなったんだとか。

私がレッスンの時、常に、
「コントロールしすぎ」といっていた意味が
やっとわかったとのこと。

怪我の巧妙。
今がさらによくなるチャンスだと思う。

なぜなら、ちょっとでも鼻に響きが入りすぎる
(=鼻に響きが留まる)と
耳鳴りがひどくなる。
途中で体操をして身体(特にインナーマッスル)をよく使うと
耳鳴りが低くなったり、ほとんどしなくなって
歌いやすくなる。
興味深い。。。本人も私も同じ反応。。。

私がしみじみ思ったのは、
フランスの耳鼻咽喉科医トマティス博士に出会って、勉強していてよかった、
耳と身体と声の関係を。
でないとレッスンできない。
トマティス博士から学んでいた声の出し方、響かせ方を使って
(手の動き、姿勢など)
声を調整していく。
整形外科医の渡會公治先生の体操と
私が自分で試していいと感じたヨガのポーズも入れながら
レッスンしていく。
声と身体と心の不思議な関係を思った。

そして耳鼻咽喉科医の文珠敏郎先生の
その都度の適確なアドヴァイスのありがたかったこと。

さらにレッスンの時、私自身も耳の疲れに気をつける必要があるとのこと。
多い時で昼休憩を1時間取るだけで、休憩なしに8・9時間レッスンする。
確かに終わったあと生徒の車に乗せてもらうことがあって
車の中に音楽が流れていると、すぐに止めてもらっていたっけ。
音をこれ以上、耳が聴きたくないといっているのがわかるから。
それって疲労。。。。

耳の細胞、疲労したのは回復するけれど、
壊れてしまったら二度と再生しない。
というわけで、休憩(=音を聞かない時間)が必要だ。

というわけで、私もぶっ続けでレッスンしないで
1時間に5分の休憩を入れるとしよう。

というわけで、レッスンに来て下さる皆さま
1時間のレッスンは55分だとお考えください。
ご協力、よろしくお願いいたします。

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