大腰筋にお願いしてもきかない?!時
歌う時の呼吸のことがわからなくなって、
どうしたらいいのか悩んでいたら
そういえば「大腰筋」が大切だったと聞いたことを思い出したという人が
今、レッスンに来ていた。
それで「呼吸 大腰筋」でググったら
なんと私が以前このBlogに書いた
「大腰筋にお願いしよう!」
がヒットしたんだとか。
「でもお願いしたけど
働かなかったんですけど
どうしたら歌う時の呼吸が深くなりますか?」
という。
「そうですか、お願いしてもききませんでしたか。。。」
彼女の立ち姿を見ていると
さすがにバレエを習っているだけあって
一見、美しい。。。
しっかししかしだ。。。
上半身と下半身のつながりがよくないようにも見えるし
膝から下が硬くなっているし
何より大腰筋が付着している股関節が窮屈そうだ。
というわけで、バレエのプリエ風スクワットを提案してみる。
「プリエ風スクワット」とは何か(笑)
バレエのプリエでは上半身は前傾しない、垂直にまっすぐなままだ。
しかし、いつものバレエのプリエで上半身が前傾することをまずは「許す」と
股関節は開きやすいように思われる。Let's Try !
ところが彼女がやっているのは、からだの前面ばかりを開こうとして
ハムストリング(太ももの後ろの筋肉群)と大腿直筋などの太ももの前面の筋肉
のバランスが悪いように見える。
しっかり開脚するためには、脚の全部の筋肉が
バランスよくストレッチできることが大切だろう。
それにお尻の筋肉が硬いと開脚を妨げるだろう。
というわけで、彼女はお尻も痛くなるそうだ。
なるほどなあ~~。。。
と、私が一人で納得していてもしょうがない。
というわけで、「プリエ風スクワット」改め
同じ動きだけれどさっきの「らくらくプリエ」を提案。Try!
すると息の流れがよくなり、声帯の振動も高まって、
響きも増し、高音も低音も出やすくなった。
^^)v ^^)v
ストレッチの本はたくさんあるけれど
私が気に入っているのは
次の本。
*小鹿有紀・宮尾昌明著:「らくらくストレッチ」(日東書院)
「らくらくストレッチ」は二人のロルファーによる無理のないからだへのアプローチ。
ロルファーならではの細かい注意が
からだが硬いと思っている人には
特にありがたいと思う。
(*でも私は「からだが硬い人はいない」と思っている。。。
動かし方で動くようになりますよ。
つまり一般の?言葉では「柔らかくなります~!」)
そしてからだが思うように動くようになると
声にも演奏にも
いいことがいっぱい起こります!
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