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2014年8月 5日 (火)

2014 リサイタルのご報告3

演奏会といえば、セットであるのは打ち上げ。

最近、50歳ぐらいのピアニストさんから
「演奏するのも疲れるけど、

終わった後の打ち上げが疲れるのよ~」
というお話が出て苦笑。
「考えてみると、演奏時間より長いのよ。
み~んなよくどうもないよね~と思うの」という。
「他の出演者の手前
でも、自分だけ、はい、さよならっ」て
帰るわけにもいかないしね」と。

「でも、何もないとなんだか物足りないんじゃあ~?」
「そうよね~」
「あとは程度の問題ですかね?」
「そうか、程度の問題かぁ~~。。。
そうか、そうか。。。」
と妙に納得され、この話は終った。


さて、今回のリサイタル、
3公演続くから、私には打ち上げをちゃんと企画?!する余裕はなく。。。
というわけで、倉敷公演では、
終ったあと、マールテンさんと二人でおとなしく
新倉敷駅前の(たぶん都会では普通だけど、新倉敷では光ってる!)
ちょっとおしゃれな、美味しいイタリアレストランで
食事をすることにした。

自分だけなら、家に帰るところだけれど、
マールテンさんの夕食を何とかしないと。。。というわけ。

お店の前の駐車場も、ちょうどあと一つだけ空いていて
お店に入ると。
「あれっ~~~。。。」と、大きな声。
そう、私たちの演奏会に来てくれた方々だった。

私の方は顔を知らないけど、向こうはどうも私のことをよく知っている。
父と同じ元銀行員で、
いつも演奏会に来て下さるご夫婦。
名前は知っているけど、顔を知らなかったの。

「ご一緒してもいいですか?」
と尋ねて、席に着く。
ご自身も、趣味でバッハの合唱を歌われている方。
「銀行員の方がバッハですか?またどうして??
うちの父なんか、そういう趣味全くないですよ。」

「実は、高校の音楽の先生が。。。
実は大学でも合唱をやってまして。。。。」
尋ねると、岡山にある名門高から、
関西の名門大学へ。合唱が盛んな大学。。。
なるほどねえ~~
(学校の音楽の先生の影響力は、大きいですよ!)



「それで、ドイツにも演奏旅行で行きまして。。。」
出て来たズッキーニ入りのパスタをきっかけに
「ズッキーニの花をドイツで食べましてね。。。
帰って来たら、岡山の天満屋にありましてな。。。」
話は英語とドイツ語と日本語と混ぜ混ぜで
4人の話は弾む。
音楽のこと、食べ物のこと、ヨーロッパのこと。
マールテンさんもちゃ~んと話の中に入っているから
大したもの。
何が?彼の理解力が?
音楽の世界共通性が?
そのご夫婦の語学力とオープンなマインドが?



京都の打ち上げは、何とも国際的だった。
お食事メニューは、懐石料理。
さて、下の写真の中には
何か国の人がいるでしょう?
Recital_kyoto_party1_140706




5か国です。
使用言語は日本語、英語、フランス語。
どの言語もわかる人は2人。
どの言語で話しても、誰かがわからない。。。
純粋な?日本人であることの反動なのか
私はこういう混ぜ混ぜの雰囲気が好き。
だからオランダが好き。


オランダに留学中、
オランダ人たちがオランダ語で話している時に
私が入ると、自動的に使用言語はドイツ語に変わる。
(その当時、私は英語よりドイツ語に慣れていた。)
そこにドイツ語のわからないロシア人のピアニストが現れると、
会話が自然に英語に変わった。
こういうことは日常茶飯事で、顔ぶれを見て
一番通じそうな言語を誰かが始めると
そのまま話は何事もなかったように続くのだ。


日本もそうなるといいねえ~。
私もフランス語を何とかしたいな~。
せっかく話すチャンスがあるのに。




東京での演奏後は、
スポーツ整形外科医のわたらい先生と
整形外科医で乗馬療法の柳迫先生、
太極拳の石水先生と一緒だった。

Recital_tokyo_party_140706

写真中央がわたらい先生ですが、
ビールジョッキの後ろに、紙がありますよね。
紙で、肩甲骨と肋骨をつないで作って
ご説明くださり。。。^^)
うん?!私、そんなに肩甲骨の動きが悪かったかな?!
しかし、平面から立体になる紙を使うと
よくわかる~~。

柳迫先生は、乗馬の時の骨盤の動きと
歌う時の骨盤の動きについてのお話。。。
こう書くと飲み会の席にまで、難しいことを思われがちだが、
いやはや、飲みの席なので
飲みの席の話のようになるのでした。(笑)

骨はいつでも楽しい!

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2014年8月 4日 (月)

2014 リサイタルのご報告2

終演後のあるひとコマ。。。。


2014年7月2日(水)15:00開演
【倉敷】玉島市民交流センター・湊ホール
Recital_tamashima_1407022drwook


マールテンさんと私の間は、
倉敷南高の先輩、皮膚科医の許(ほう)先生、
私の左側は、数学教諭で南校の校長でもあった叔父。
許先生曰く、「数学の川井先生は私の恩師なんです」。
ほぅ~~
水曜日はちょうど病院がお休みとかで
昼間の演奏会にもかかわらず、
駆けつけて来て下さいました。
ご来場、ありがとうございます。
許先生、一度、私を倉敷医師会の何かの会合の前座?に呼んでくださって、
お医者様を前に、
「音楽する時のボディ・マッピング」についてお話ししたことがあります。
その時可笑しかったのは、
内科の先生と整形外科の先生の間で
頸椎と頭蓋骨のつなぎ目はどうなっているか、
大論争?になり、大爆笑になったこと。
あははっ。。。。。
「解剖学」は学んで知るものですが、
「ボディ・マップ」は、思いだし実際に感じるものと定義できるかもしれません。

「ボディ・マップ」を学ぶ過程で、解剖学は大いに必要だし手助けをしてくれるわけですが、
音楽する時に実際に使えるようになるには、
「感覚」(=「筋感覚」)を一緒に養う必要があります。
それにしても背の高さが。
マールテンさんの脚があまりにも長くつっかえそうなので
「ピアノに下駄を履かせたいと思った」と言った
生徒の気持ちがわかります。(笑)


Recital_kyoto_140706_4900



ほんとだ。。。脚、ぎりぎりおさまっています。
写真はないのですが、ほかにも
「歌う感覚・使える解剖学」講座のポップスを受講生30代、
お母さまと一緒にご来場くださり、
お母さま、感動のあまり涙が出て。。。。と。
声楽の演奏会は初めてだったとのこと、
「人間声って、こんなに。。。」と絶句され。
私が逆に感じたのは、
なんと純粋で、感じる心を持った人だろう。
ありがとう!




受付を岡山の講座Solocの受講生の皆さんと
近くのくらしき作陽大学の学生さん・卒業生さんに
手伝ってもらいました。
皆さん慣れていて、手際もよく、
ありがとう!!
2014年7月6日(日)15:00開演
【京都】バロックザール
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大阪音楽大学名誉教授の永井和子先生にも
聴いていただけました。
先生の素晴らしいところはたくさんありますが、
いくつになっても衰えることのないヴァイタリティ~脱帽です。
お忙しい中、ご来場ありがとうございました。
Recital_kyoto_140706_5151


そして、ご来場くださった方、生徒たちに囲まれて。。。
ちょっと恥ずかしそうです。
京都公演は終演後、すぐにドレスを着換えたのでした。
皆さん、ありがとうございました。



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繊細な表現で、見事にエスコートしてくれた
オランダ人伴奏者のマールテンさん。
フランス人のCさん夫妻に
一体なにを説明しているのでしょうか??
なんだか楽しそうです。
マールテンさんとのProbeの時間
いつくかの曲で、合わせにくい箇所が
出てくることがあるんですが、
そこで私が体験した貴重なこと。

CestiのAddio, Corindo !
歌の最後で、
f(フォルテ)から急激にデクレッシェンドしてp(ピアノ)に持って行くところ
それ故、マールテンさんには私の歌う子音がわかりにくくなって
タイミングを図りにくいところがありました。
そこで、私が彼にわかりやすく歌おうとすると。。。。
「僕にわかりやすく歌おう(合わせよう)としないで。
ちゃんと歌ってくれたら、わかるから、合わせられるよ」
というわけで、今度はただ自分が歌いたいように
急激にデクレッシェンドをし、
表現を大切に歌うと
マ―ルテンさん、ぴったり合わせてくれて。
うまく行かなかった時は、p(ピアノ)にしようとしていて
表現が少なくなっていたので
子音が硬くなって、それで言葉がわかりにくくなったようでした。

「からだ」は不思議です。
「しようとしてもできないこと」があるかと思えば
「しなくてもちょうどいい加減でやってくれること」があります。
この「しよう」というのは、「意識的に」という意味。
「しなくても」は、「意識下で行われている」のだと感じます。
ここのところ、レッスンでこの2つの説明をすることが多いのですが
最初は目をパチクリさせているレッスン生も
「意識的に少ないのにうまく行くことが増える」ものだから
だんだん経験から「からだ」のことを理解できるようです。

今日も、ええっ~~~と不思議がり
大喜びして帰った人が。
たぶん帰って録音を聴くと、さらに理解が進むかと。^^)v

お互いにどう音楽したいかがわかるから
お互いに合わせられる、コミュニケートできるんです。
お互いが何がしたいか、どうしたいか
(たぶん「お互いが」ではなく、「自分が」です)が
わからないうちに
合わせようとだけしても、うまく合いません。


これって当たり前のようで、
実は、まだまだこの当たり前のことが
うまく行っていないことが多いのではないでしょうか?
さて、話は戻って
去年あたりから、昔の友達に再開する機会が増えています。
そういう、年ごろ??!かな、きっと。
自分のリサイタルは、まさにその再会の宝庫!?

2014年7月11日(金)19:00開演
【東京】オペラシティ・リサイタルホール

3公演目だからなのか、
天候が不順だったからなのか(関係ある?)、
ほとんど写真がない東京公演。
倉敷南高の高3の時のクラスメートが
東京公演に来てくれて。
うれしい再会!
変わってないね!!これからもお互い、自分の道をがんばろうね!



Recital_tamashima_140702_34_4


(写真がなぜだか横向きになる~~、なぜ??)




そして
こんな素敵なプレゼントもいただきました。


Recital_tokyo_present_140711

(ピアノの上にワインの入ったグラスを置いているのではありません~。)



プリザーブドフラワーは、枯れないから嫌い!
と言っていた私ですが
そう、ずっと変わらない花って不気味
だけど、ワイングラスに入れて
ここまで人工的なら、それはそれで楽しめて素敵
...と感じます。
ピンクのバラの花です。

さらに

くま束?!~~~癒し系

2014_recital_tamashima_140702




マールテンさんにも、3本(3匹?)差し上げましたが、
そう、もとはあと3本(3匹?)多かった!
アムステルダムのピアノの上に置いてあるんだろうか??
3月にチェックに行こう~! ?
 







 

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2014年8月 3日 (日)

2014 リサイタルのご報告とお礼

倉敷・京都・東京と3公演のリサイタルが終了いたしました。

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多くの方々に支えられて、よい経験をさせていただきました。
ご支援くださった皆様、ご来場くださった皆様に
心より感謝申し上げます。
My favorite songs~
・ツェスティのAddio, Corindo! さようなら、コリンド!
・パーセルのSweeter than roses バラよりも甘く
・R.シュトラウスのSeusle, liebe Myrthe ささやいて、ミルテよ!
・フィンジのSince we loved 私たちが愛し合ってから
・ベッリーニのOh quanyte volte ああ、幾たびか
などなど、

音楽からインスピレーションやエネルギーをもらうことができました。



一方で、やはり本番にはいろいろなことが起こり、
もっと練習しておけばよかったなと。

しかし毎回、自分がやりたかったことが
少しずつでもできるようになること、
歌う時の疑問が解けることが
大きな喜びです。

そして、今回は特に一公演が終わるごとに
からだがホールの空間を喜んで受け入れているかのように
声がどんどん出やすくなってきました。

3公演あったので、アンサンブルピアニストのマールテンさんと
合わせの時間を十分にとることができ、
最後まで、柴田南雄作品には悩まされましたが、
充実した時間になりました。


終わった後の「からだ」には
よいことがいっぱい起こっていました。
そして、東京でのアンケートにこのように書いてくださった方があり、
私の方もとても優しい気持ちになりました。
(50代の男性の方のようです。)

*******************************
柔和でかつ透明感のある優しい歌唱に幸福な気分
実はふだん声楽の演奏そのものはほとんど聴かないのだが 今宵は敢えて
声を選んだ甲斐があった 神のお導きだろう

前半では冒頭のDonaudy, R.StraussのAllerseelen&Staendchenが
とても魅力的だった
R.StraussはVier letzte Liederしか(歌曲は)
聴いたことがなかったが今宵の作品はずっと優しい

後半Finziの4曲は どれも心に沁みるものがあった

PurcellからBelliniまで多彩な歌唱技術に感服したが
ミサ曲やオラトリオといった宗教作品も聴いてみたいと思った

昨晩よりはましとはいえ不順な天候、もっと多くの人に味わてほしかった!
********************************
見知らぬ人が私の歌を聴いてくださり、
「幸福な気分になった」というメッセージを下さる
歌を始めた時、歌を学ぶヨーロッパでレッスンを受けている時、
練習している時、こんなことは思いもよらないことでした。

歌にはこういう力があるんだなと、
とてもうれしい気持ちになれます。
そしてこれからも、歌って行こうと勇気がもらえます。
今から20年以上も前、リサイタルの後
背中がバリバリに硬くなった経験がある私からいうと、
全く夢のようです。

何事も続けるのは難しいけれど、続けましょう!


歌うことを続けてきて本当によかったと
感じる瞬間かもしれません。
(もっとも歌っている時にもその感じはありますが。。。)
年々、年を取りますし、
年々ごまかし?がきかなくなります。。。。
年々、真価が問われる感じがしています。
だから、自分に、自分の身体に、
聞きながら、誠実に進んでいきましょう!

すごくゆっくりなんですが、
それしかできないなというのが
去年あたりから感じていることです。

すると、思わぬよいことがいっぱい起こるのです。
本番で楽しめるとともに
(パフォーマンスのための Active Relaxation!とともに)
表現も、外に自然に出るようになった、
のびのび歌えると感じます。
でもあともう少し、のびのび。。。
顔の表情も、なかなか多彩?!
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Recital_kyoto_140706_5056




このままもう少し先に進めたらいいなと
思っています。
皆様ありがとうございました!!



そして、これからも
どうかよろしくお願いいたします。
「リサイタル報告」続く。。。





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2014年8月 1日 (金)

9/14(日)金沢でボディ・マッピングの講座を開催します

金沢の皆様

お待たせしたしました!
次のように金沢で開講いたします。

*************************
90Minボディ・マッピング講座
「音楽家ならだれでも知っておきたい『からだ』のこと」

2014年9月14日(日)10:00-11:30
石川県立音楽堂・交流センター(JR金沢駅前)
*************************

以前からご希望を聞いていました。

やっと金沢で開講できてうれしいです。

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講座の詳しい内容はこちらをご参照ください。
http://www.hirokokawai.com

 *「ボディ・マッピング」とは何か?
 *どんな方にこの講座は最適なのか? etc.
今回の90Min講座は、数人の方に演奏していただきながら
公開レッスン方式で、「ボディ・マッピング」について説明していきます。


声楽・ピアノ・ヴァイオリン・フルート・チェロ・・・などなど、
さまざまな楽器の方、
またクラシックではなく、ポップスや邦楽の方、
また音楽関係でない方でも、
からだのことにご興味がある方ならどなたでもご受講いただけます。

お問合せ・お申し込みは
BM北陸事務局 bm.kanazawa2014@gamil.com 担当:加藤

より詳しく学びたいとグループレッスンを希望され、急遽、
午後からグループレッスンの時間を設けました。
詳細は次の通り。

12:30-14:30 グループレッスン (定員10名) 同会場

午前の90分講座の内容をより深めたい方へ。
全員に演奏していただきながら、午前の講座をさらに詳しく進めていきます。
あと2名の空きがあります。



14:45-16:45 個人レッスン

さらに個人で学びたい方へ。
(すでに予約を終了しました。)

 913日(土)・15日(月・祝)・16日(火)の
 富山での個人レッスンにはまだ空きがございます。

受講料:
 *90Min講座 3,500円
  *グループレッスン2hour 8,000円
  *個人レッスン1hour 18,000円

事前のお振込みをお願いしています。
その他、ご遠慮なく、上記担当の加藤までお問い合わせください。



金沢で、9月に皆様にお目にかかれますこと
楽しみにしております。

 

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