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2014年10月23日 (木)

『マタイ受難曲』について

クラシック音楽好きの、面白い友人がいる。

演奏会に何人かで行くらしく、その前に必ず、私に何やら尋ねてくる。
そう、その友人たちに、「いい恰好~しよう!」ということらしい。

で、今日の質問はJ.S.Bachの『マタイ受難曲』だった。

なんとも理系のその友人は(誰の演奏なのか知らないが)、
第1部全曲 1時間27分
第2部全曲 1時間52分
なんだけれど、一般的には
「どこの部分が演奏され」「どこを聴いておけばいいのか」
と質問してくる。

うん、どこが演奏されるって??
『マタイ受難曲』って、演奏されるのなら全部ではないかと思うんですが。
3時間以上かかって、長かったのを私も覚えています。

そこで私の回答は次のように。
****【Hirokoの迷回答】『マタイ受難曲』について*****

『マタイ受難曲』についてですが、一般的には
もちろん、全曲演奏されます。つまり長いのです。
抜粋で演奏されることは少ないと思うよ。

 私はドイツでもオランダでも、
何回も聴いたことがあるけれど、いつも全曲でした。

普通なら12月に演奏されるけれど
(復活祭前の3月ということもありますが)、
日本の場合は12月になると『第九』が幅を利かせるので(笑)、
11月になったのかもね。。。です。
11月というのは何とも季節外れな感じがします。

 指揮者のヴィンシャーマンさんは、
もともとオーボエ奏者ではないでしょうか?

 『マタイ受難曲』のポイントは、なんといっても、
テノールの歌う
Evangelist(福音史家)です。
全体を通して、ずっと語り(物語の進行)役を務めます。

例えば、ちょっと前だと、ペーター・シュライヤーなど、
名福音史家といして有名です。リリックなテノールの役。

ソプラノのアリアも、数曲あり。。。どれも難しいです。
難しくは聴こえませんが。。。(泣)
美しいです。


この中のアリア
"Aus Liebe...”で、私は大学院2年の夏、
群馬の「草津音楽アカデミー」を受講しました。
(その時の先生は「福音史家」でも有名だった、
今は亡きエルンスト・ヘフリガー氏でした。
なので、私の『マタイ受難曲』の楽譜には
ヘフリガー先生のサインがあります。


Sign_141025

なんだか読みにくいですが

Fuer Hiroko,
mit besten Wuenschen

と書いてくださっているのではないでしょうか?!
…<余談終り>


 

『マタイ受難曲』のテキストは、
聖書の「マタイによる福音書」の第26・27章です。
そこからバッハ自身が選んで、その大半の物語を組み立てたと推測されています。(他の人が書いた箇所もあるようですが。)

バッハは1923年(42歳)、
ライプツィヒの聖トーマス教会のカントル(音楽監督)になりますが、
復活祭の
2日前の金曜日、つまりキリスト受難の日に、
オーケストラ付きの受難曲を演奏することが義務の一つだったそう。

作曲年については、1729年(44歳)の時とわれていて、
最終の仕上げは
1736年ごろとも。
最円熟期の作品で、いずれにしても現在では、
バッハの宗教曲の中では最も深遠で感動的な傑作と言われています。
(そう、感動するよ!)

 

けど、バッハが生きていた時には4回しか演奏されておらず、
その後、この受難曲が有名になったのは
作曲家メンデルスゾーンの功績が大きいと
言われています。
1829年に、メンデルスゾーンの指揮でベルリンで再演、
それがバッハ復活の契機になったそうです。
それまでの
100年間は全く忘れられていたらしいよ。

 

私がドイツで『マタイ受難曲』を聴いた時は、
「イエスの受難」のお話ということで、
終わった後、全く拍手がなく。。。。驚きました。
そういう"演奏会"もあるわけです。
でも、普通は、拍手をすると思います。

 

それから演奏中は、ドイツ人とはいえ、
ドイツ語の歌詞を見ながら(物語の進行を確認しながら)
聴きます。

○○さんは全部の歌詞を持っていますか?

対訳、持っていますか?
私のを貸しましょうか?

歌のついているものは、
「(外国語の)歌詞がわからない」ともいえますが、
一方で
「歌詞があるので内容は明らか」=「わかりやすい」
といえますね。


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