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2016年1月16日 (土)

2016初レッスン~耳は最大の敵である

今年の初レッスンは、倉敷の自宅でのレッスンから始まった。

年末に、本を読んだという方から、メールをいただいた。
音大卒で、今更、大歌手になろうとは思えわないけれど、ずっと歌っていたい。。。
なのに、全く発声がわからなくなってきたのだという。
もうやめようかと思った時、Amazonで私の本をたまたま見つけて読んだのだそうだ。
(40代女性)


レッスンしてみると
確かに、迷っているのがよくわかる。

でも、迷い過ぎのように思える。

ホントに迷っているのではなく、迷っていることを迷っていると自覚できない状態と言っていいかもしれない。
だいたい自分の声を聴いて、いちいち確かめすぎだ。それはできないのに。
なぜなら、出た声は「結果」なので、それを聴いて修正するのでは遅すぎるし、混乱するだけだ。
だいたい自分の声は、「自分の耳」に聴こえるのと、実際に外に出ている声が違うことを知っておくことが大切だ。
(「うまく歌える『からだ』のつかいかた」
p112 耳は最大の敵である)


「歌う」とは、自分の声を「どのように聴けるか」「聴かなくていいか」ということを
同時に知る・学ぶことであると思う。

それと同時に、レッスンは当然、生徒の方が主役で、
その生徒自身が「自分が何者であるか」をわかる過程ではないかと思う。


でももし、ただ「きれいな声」「美しい響きの声」だけを求められるレッスンで
その本来の自分の声を否定したり、失ったりしている自分に気づくなら、
その方法を改める必要があるだろう。

自分の声は自分にしか出ないわけだから、
貴重ですばらしいものなのに
それに気づいていない人も多い。

さて、彼女からレッスン後、メールをもらった。

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今日は、お世話になりました。
帰り道も、とても晴れやかで、体が軽くなりました。
できない~できない~わからない~わからない~から、
歌だけでなく、心も縮こまっていたので、川井先生は、
歌の先生と共に、心理学の先生にも見えました

勿論、まだまだなんですが、
やよやよ~と、胸を意識した姿勢で歌ってみると、
伸び伸びと歌え、驚いています。

まだ、1回だけなのに、明らかに、今までの意識と違います。このままの、自分でいいんだ!と言われているような発声で、自分の声で歌っている実感が、自然でありながら、味わえなかったものだったので、本当に嬉しかったです。

音大時代のレッスンは、本当に楽しく、それが、蘇ったかのようでした。
思いきってご相談してよかったです。
2016年の、最高の幕開けになりました。

来月も、また、よろしくお願いいたします。
ありがとうございましたm(__)m

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きっと彼女は、自分を見つけ、
どんどん先に進むことができるだろう!

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