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2016年8月 1日 (月)

小学校の音楽の教科書

「うまく歌える講座」受講生のひとりから、
こんなメッセージをもらった。

彼女は歌う人でもあるが、
指導する人でもある。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
今日、生徒がたまたま音楽の教科書を見せてくれたのですが(;^_^A
こんなものが書いてありました。
小学生四年生の教科書です。

4

「あくびをするようなつもりで、空気をすってみると
口のおくで、つめたく感じるところがあります。
そこをよく開けて、歌いましょう」
と書いてあります。

そして、生徒に会うたびに
「指3本くらい入るくらいに、口を開けなさい」と
音楽の先生から言われるか質問したところ、
98%の確率で、「はい」と言います。(; ̄ェ ̄)
これでは、先生の苦労が絶えないはずです(-。-;

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

というのは、「うまく歌える講座」では
「口をただ大きくあけても、いらない力が入るだけで、いい声は出ませんよ」と
お知らせして、
こういうことも知っておきましょうと
「からだ」全体が如何に歌うことに関係しているかをお話しする。

だから、彼女のこのメッセージとなる。


しっしかしだ。。。
ここに書かれている通りにやってみると。
そんなに悪くないことがわかる。


たぶん、これは苦心の末の専門家からのアドヴァイスなんだと思う。
字数制限のある中で、小学生に歌うことをどう伝えるか?
考えに考えた末の表現ではないだろうか??


ここでの問題は、教科書そのものの記述ではなく、
これを読んで、先生の方がどう理解し、どう指導に生かすかということだ。

ただ「口を大きくあける」というふうに
勘違いし、自分が以前指導されたように
「指3本入るように口を開ける」ことを
小学生に強要するなら、問題が起こる。

その前に、小学生の声は、
ホントにきれいではないだろうか?
そのことに気づく必要がある。




歌う時に、「口を開ける」ことの意味を
もっと深く?というか、「からだ」の内側のこととして
理解している必要があるだろう。

そこが、「開いたような感じ」になるのは決して間違いではない。
けれど、やりすぎると、また、そうなるようにわざとそう「作る」と
苦心作の表現も、「間違いに変身する」のだ。


「からだ」のことを言葉で表すのは限界があること、
ましてや教科書なら字数も限られているだろうから、
そのことを知ったうえで、その説明から何を理解し、
何を受けて先に進むか、
読む側の力量?!が大切だ。

つまり、どんな表現でも
「何を意味しているのか」
「何を言おうとしているのか」
自分なりの意味のある解釈が必要となるわけだ。

そして最も忘れてはならないのは、
その時に指導する相手のことを
よく見て、相手に意味のある言葉で
指導するということだ。
歌うことに関しては、指導しなくてもできていることも多い。
だから、それを崩すような注意をしないことも
小学校の先生なら、心がけなければいけないことの一つのように思う。

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