「イメージ」と「体現化」の違い
11/13(日)10:00~17:30【大阪】でのボディ・マッピング講座
「音楽家ならだれでも知っておきたい『からだ』のこと」を受講下った方から、
一昨日、こんなメールをいただきました。
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先週のボディマッピング講座、ありがとうございました。
楽しい素敵な皆さんとご一緒できて、とても楽しかったです。
実は体調はもう一つだったので、どうしようかと迷いつつ、
でもこれだけは何としてもとうかがいました。
で、ほんとぉっに行って良かったです。
翌朝、もちろん出勤日だったのですが、
早めに目が覚め、準備をしつつ声を出してみたら、
(もちろん早朝ですから、小さく)
スルスル出る~。高い音も、長い音も。速いパッセージも。
うれしくて出かけるまで、歌い続けです。
朝から。
昨日の余韻だな。先生に頭の位置とか修正してもらったから。
と思いつつ、
何が違うのか考えていると、
私の頭の中に浮かんだのは、前日皆さんと一緒に見た
頭と首の断面図です。そこの気道のありか。
それを見せていただいている時は、
特に印象深かったというわけでもなかったのに。
仕組みを理解することが、即ちからだが動くようになる、
ではないだろう。
知ったからといって、急に何かが変わるなんて、そんなうまい話はない。
と思ってました。
「イメージする」(*注*後述)、
というのは私の中では、
実際には無いものを、あるかのように考えることだと思っていました。
自分の首の幅いっぱい気道だと思って喉をあける、とか。
お腹に空気を入れてとか。
身体というものは自分のものでありながら、
自分のものであるからこそですが、
見えないところだらけですよね。
見えないから、勝手にイメージするしかないんだと。
でも、こんな方法があったんですね!!
正しくイメージするだけで、
今、すごく楽で、無理なく声がでているのがわかります。
自分がちゃんと体を使って歌えているのかどうか確信が持てなかったのですが、
今はできていると思います。
どこに当てるとか、何も考えていなくても、
流れるべきところに息が流れていくような気がします。
勘違いでなければ。
私は思い込みが強いから気のせいかもしれません。
早く先生に聞いて頂きたいです。
何十年という年月、ずっと考え続けてできなかったことが、
おそらくほんの少しなのですが、
できるようになってきてうれしいです。
今年は先生と出会えて、本当に幸運でした。
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【注】
彼女がしたのは「イメージ」ではなく、「体現化」でした。
先ほど、次のような返信を送りました。
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うれしいメールをありがとうございました。
一つだけ注意は、私は「イメージする」という言葉は使ってません。
なぜなら、イメージするとは、そう、ここにないものを思い描くことだからです。
英語ではImageではなくEmbodyという単語になりますが、日本語だと「体現化する」と訳されています。
○○さんがしたのは「イメージ」ではなく、「体現化」でしょう。だから、からだはすぐに反応し、歌うことによい影響を与えたというわけです。
次回のレッスン、○○さんの歌を楽しみにしています!
お忙しいとことでしょう。お身体大切に!
そして適度に運動して、のびのび歌ってください!!^^
Hiroko Kawai
Soprano
Licensed Andover Educator
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