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2018年9月18日 (火)

AR動画って?

「AR動画」って、ご存知ですか?〜

実は私も、ついこの間まで知らなかったのですが、拙著の中で、AR動画を使用しています。

ARと印のある写真をスマホやタブレットでスキャンすると、スマホやタブレットに動画が再生されるんです!!
世の中、進んでます!

…というわけで、「うまく歌える『からだ』のつかいかた【実践編】」の本では、レッスンの前後で、どのように歌声が変化したのか、簡単に動画で確かめていただけるんです。

App Store(iOS版)やGoogle Playストア(Android版)で、「COCOAR2」を検索してインストールしてください。パンダ🐼マークの無料のアプリです。

そして内緒ですが(笑)、下の写真を「COCOAR2」🐼でスキャンしていただいても、動画がご覧いただけます。

こっそり試してみてください。








そして、もしよろしかったら、お求めいただければ。

Amazonでは在庫切れで、定価(3,200円)より高い中古が出回っていますが、在庫は十分あります。

パナムジカ や楽天ブックスなど、また各書店や楽器・楽譜屋さんでお求めいただけます。

充実の168ページ、レッスン動画は28、
ご覧いただけます!

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2018年9月17日 (月)

「ヴァブラート」の講座の感想【大阪】




昨日は大阪で、通算第17回(新シリーズ第1回)、講座「うまく歌える『からだ』のつかいかた」でした。

テーマは、ヴァブラート。
早速、感想を受講生の方からいただいたので、ご紹介します。

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弘子先生

昨日はありがとうございました。
久しぶりに先生の元気な姿・前向きなレッスンに生で触れられて、ビタミン補給したような心地です。

早速ですが、感想をお伝えします。(長すぎるかもです…)

演奏曲目
Bellini作曲
Il fervido desiderio
Per pieta bell'idol mio

歌った時の実感として、胸のあたりが硬くなるような感じがありました。

すぐに指摘をいただき、特に高い音 (として自分が意識する音 )の時に、それが顕著になっているということでした。
頭や体の後ろ側の感覚を失って歌っているということも、指摘されて気づきました。

また、普段の練習では立って練習することが多いのですが、座って坐骨を意識して 太ももを緩めることで 、少し上半身の力も抜きやすくなったような感覚がありました。これは家でも積極的に座ってやってみようと思っています。

特に 印象に残ったことは「これまで気をつけていたことを、やらないでみる・減らしていく」という点でした。

私は高い音を出す時に細く感じて出すアプローチをしていました(昔、太い感覚でアプローチをしていた時があって、うまくいかなかったので)が、今は逆にそのために 喉の付近に力が入って いて声帯周辺の自由な動き(高い音で伸展する動き)を妨げている、というようなご指摘でした。

また速いテンポのフレーズを歌い出すとき、 お腹の前側の筋肉が 素早く内側に入って瞬間的にかたくなることがありました。(それは今は無意識にそうなっているのですが 、かつて別の男性の先生に「しっかり支えて!」と言われた時の 癖が残っているのだと思います)。

そういった「気をつけてやっていたこと」というのを、自分の歌・体を見つめながら、少しずつやらないでみる・減らしてみる ということを、これからの練習で トライしたいと考えています。

そもそも、テーマはヴィブラートでしたが、これに関しては 、今は気にしなくていい、という一言だったので 、肩の力が抜けたような気がしました。

以降は、 他の方の演奏を聞いた時の感想ですが、 ある方の最初の演奏では声の揺れが気になったなと思いましたが、息を吸いすぎ ・口をしっかりと動かそうとしすぎ などの 先生の言葉を受けた後 、それ(気になる声の揺れ)が治まってきたのを 目の当たりに しました 。
先生のおっしゃっていた 「本来自由になるべきところが自由になっていないので、そのぶん他のところが揺れる」 ということ(私の 解釈ですが )を 実感しました。

また、全編通じて、ヴィブラートというテーマについて、ヴィブラートの有無は、「声が揺れているという感覚を、受けるor受けない」ということではなくて 「心地よい響きである=ヴィブラートがある」「気になる(少し耳障りな)揺れがある=ヴィブラートではない」 と、私は理解しました。

だからということではないのですが、ヴィブラートがかかってるかということを気にせず、心地よい歌声であるかどうか、歌っている時私の体(ソマ)が不快でないか、が大切であるという事に至ったわけです。(先生がよく言われてることだなあと思うわけですが)

感想としては以上です。
こうした振り返りの時間も含めて、こういう機会をいただけて感謝します!
(30代、音大卒、ソプラノ)

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今回のテーマはヴィヴラートでしたが、自分としては、普段あまりヴィヴラートを意識して歌ってはいません。

しかし、勤め先の学校で、よく生徒が「先生のマネするね」と言いながらすごくヴィヴラートをかけて(今回の講義的にはおそらく“不自然に揺らして”)歌うんですよ。すなわち、自分ではあまり意識していないけれど、聴く人にはけっこうヴィヴラートがかかって聴こえているんだなと思っていましたが、今回の講義はまさにそのことの裏付けとなりました。

また、音響物理的なヴィヴラートの定義も興味深かったです。もちろん、その数値に収まるよう調整や練習するなんていうのはナンセンスでしょうが、楽に歌えていれば自然とそれだけの揺れが生じているということが面白いと思いました。

【演奏してみての感想】
個人レッスンでもよく解釈のことをたずねられるので、訳を再確認し、練習の際も曲の意味を意識していたはずなのに、どうも人前に出ると意識が飛んでいくというか、変なテノール魂に意識を乗っ取られてしまうというか、歌い終わって詩の意味を先生にたずねられハッと我に返る有り様。

また、前日にオペラアリアをシャカリキに練習してしまった影響で、講座当日はちょっと喉に違和感があるままRossini:Promessaを歌いました。(なので、先生に「どうでしたか?」と尋ねられ、「意外と声が出ています」と答えたのはそれが理由です。)

レッスンで「オペラはからだを強くつかわないと」とよく言われますが、ついつい喉とその周辺だけで強くしようとしてしまい、本当にからだが強くつかえていれば(+歌詞や音楽の解釈がちゃんとしていれば)、感覚的にはもっと軽く歌ってもいいんだということを実感として分かったような気がします。

また、録音を聴き返してみると、1回目のかたくなってるときよりも、2回目以降の方が、やはり響きの広がり方や、それこそヴィヴラートも程よくかかっていることがよく分かりました。(1回目のかたいときはヴィヴラートも少なくなっているのがよく分かりました)

以上から、今回も大変勉強になりました。ありがとうございます。
(40代、音大卒、テノール)

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昨日はとてもたくさんの参加者がいらして、いつもにまして活気のある講座を受講させていただきました。

前半の理論の説明では、初めてヴィブラートの定義を知り、今までの【ヴィブラート=悪】の認識がひっくり返りびっくりです。「ヴィブラートとは良い響きの声であり、自分で気づくほどのものは【揺れ】であること」がわかりました。

後半、3人の方による実践(レッスン)では、自分の状況によく似たところが多数あり、今歌っている曲におきかえながら、「ああ、そういうことか」と聴かせていただきました。

私の悪い所は、すぐに結果を出したいとせっかちな所。
「ソマが気持ちよく動いてくれるようになるには、トレーニングと時間が必要だ」と改めて思いました。

合唱をするものとしての疑問点ですが、以前、タリススコラーズというイギリスのアカペラ合唱団について、
「団員採用の条件の一つとして、ヴィブラートが一致していること」、と聞いたことがあります。

今日の講座で「一人一人の体のリズムはその人固有のものがある」と理解したのですが、そうだとすると多数の団員の響きが揃うとはどのような状況の時なのでしょうか?

質問もとても多かったですね。
ヴィブラートは声楽をする者にとってとても関心がありながら、実態がはっきりしていないものだったからでしょうか。

講座でも指導の中にあった内容の箇所ですが、新しいご本の150ページ下から8行目「…、精確には」は「正確」「精密」どちらの意味でしょうか?とても細かいことで申し訳ありません。

ここからは余談です。
講座後、久しぶりに息子と会食。
天満橋の焼肉屋にて初体験の「ハラミ」食べました。
「これ何?」
「横隔膜」
「おぉー!これが…」
横隔膜は分厚くてぷりぷりして…おいしかったです(実感できた)

長々と失礼しました。
自分のソマの声をききながら、気持ちよく歌えるよう、練習を続けていきたいと思います。
今日はありがとうございました。
(60代、合唱歴40年)
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昨日のヴィブラートについての講座は、とても勉強になりました。結局のところ、「正しい発声を身につけることが出来たら、変なヴィブラート(=声の揺れ)は起こらない」ということですね。気長に取り組むべき課題であると理解しました。

そして、今日は奇跡がおこりました😄✌️
今、私が指導している合唱団は、アカペラにも挑戦しています。以前から、「団の中に声の揺れが気になる方が居て、本人も長年悩んでおられた」と推察いたします。

今日は団の練習があったので、先生にレッスン時に以前教えてもらっていたことを試しにやってみました。

*肘を張って左右の手を握って引っ張りながら歌う
*声の揺れのある人の後ろから、他の人に両腕をしっかり掴んで貰いながら歌う(羽交い締め?状態)

はじめは声の揺れが出ていましたが、その内にかなり少なくなりました。本人も「喉に意識がいかなくなったので、声の揺れが消えました。どうしたら消えるのか、少し解ってきました」と。
回りのみんなも思わず大拍手👏でした。

その後、合わせた時も、濁りが消えて、スッキリ!
嬉しい一日でした。今日の体験は、本人はもちろん、団員皆に刻みこまれたことでしよう。
(70代、メゾソプラノ、合唱指導者)

〜〜〜〜〜


ヴァブラートについての講座を逃してしまったと言われる方、同じ内容で、倉敷であります。
●10月6日(土)14:00-16:00
真備町への応援と観光を兼ねて、いかがでしょうか?

会場は、美観地区の大原美術館からすぐの倉敷市芸文館・第2練習室です。JR倉敷駅から徒歩約8分。
受講料: 3,500円

お申込み: BL倉敷事務局(担当: みのだ)
bl.kurashiki★gmail.com
(★を@に変更して送信してください。)




また、次回の大阪での講座は
●11月18日(日)13:30-15:30
ムジークシューレ大阪・ZG室

テーマ: 音程と響き
ピッチが下がる時、さてどうする?

お申込み:BL関西事務局(担当:和田)
hiroko.bl.kansai★gmail.com
(★を@に変更して送信してください。)


皆様のご参加をお待ちしています!




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2018年9月15日 (土)

在庫はあります!

拙著で既刊の「うまく歌える『からだ』のつかいかた」、新刊の「うまく歌える『からだ』のつかいかた【実践編】」が、どちらもここのところAmazonではずっと売り切れとなっています。

が、【基礎編】【実践編】ともに、
在庫は十分あります!

Amazonの「定価より高い中古」に、
引っかからないでくださいね。

東京・大阪・倉敷での講座時には、
もちろんお求めいただけますし、
パナムジカ や楽天ブックス📕、
e-honなどでお求めいただけます。






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2018年9月12日 (水)

9/16(日)大阪で

次の日曜日、13:30-15:30の
「うまく歌える『からだ』のつかいかた」講座、大阪で開催します。

テーマは「ヴァブラート」。

ヴァブラートは、どこから来るのでしょう?

でも、まずはヴァブラートとは?
たぶんそもそも、それぞれが思っているヴァブラートが異なるのです。

そして、声が硬くて困っている方、
声が揺れて困っている方の対策をお教えします。

まだお席には余裕がございますので、
お申込みいただけます。
当日、本もご購入いただけます。


お問合せ・お申込み
hiroko.bl.kansai★gmail.com
★を@にして送信してください。
BL関西事務局(担当:和田)





東京駅オアゾの丸善にて

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2018年9月11日 (火)

10/30(火)の ボディ・マッピング講座

9.11から、もう17年になるのだ。

私はその時、初のアメリカ滞在で、オレゴン州ポートランドのバーバラ・コナブル先生のお家に宿泊させてもらって、ボディ・マッピングを学んでいた。

連日、辞書を片手に空き時間にも英語で頭がグルグル、一方で、リスも時折あらわれるお庭に癒されながら、自分の身体の感じの急速な変化に驚き、「こんなこと、今まで知らなかった。もっと早く知っていたら…」と複雑な思いを抱く毎日だった。

重いスーツケースの持ち方もバーバラ先生に教えてもらって、随分ラクになったのを覚えている。

急に肩甲骨の動きがよくなり、ピアノの和音の音が随分、変わった。あんなに練習が嫌いだったピアノを、その日、3時間以上弾き続けたことは、今でも覚えている。

グノーの"Je voux vivre"を歌ったら、これまた肩甲骨の気づきで、何やらスポンと声が変わって、キツネにつままれたようだった。後で録音を聴いて、初めて何が起こったのかを自覚した。バーバラ先生も、そこにいた誰だったかアメリカ人の他の生徒も、大拍手で喜んでいた。

"The Structures and Movement of Breathing" by Barbara Conable がこの時ちょうど発刊となり、バーバラ先生宅にも送られて来た。「この本、読んでおいてね」と、バーバラ先生から突然、手渡された。
日本では「音楽家ならだれでも知っておきたい『呼吸』のこと」(誠信書房)として、その3年半後に出版されている。




私にとっては、初めてのアメリカ滞在とともに、簡素ながら、有効かつ強烈な印象のある本だ。しかし、その日本語訳には多くの点で失望する。

また、日本語で教えるアンドーヴァー・エジュケーターとしては、この日本語の方をテキストとするので、非常に困っている。

少し例を挙げて、新たに訳してみた。

〜〜〜〜〜〜
p4 鼻孔
まずは「鼻孔」は「鼻の穴」のことだから、原語の"nasal passages"とは異なる。日本語では「鼻腔」と記載すべきところだろう。

さらに、同ページ

We must not limit ourselves by mapping the nasal area as merely facial.

私たちは、鼻の範囲をただ顔の表面にだけ限ってはいけません。

We need to "think nose" all the way back to the pharynx, allowing our sensations in this area, including the sometimes quite intense sensations of vibration, to give us an increasingly complete apprehension of this interior area and the air that flows through it.

その後ろにある咽頭までの通り道も、「鼻と考える」必要があります。私たちの感覚には、この範囲を感受することが許されています。時には、かなり強い振動の感覚があることもあるでしょう。この内なる範囲とそこを通りぬける空気の理解は、次第に増えていく必要があります。
〜〜〜〜〜

"allow"には敢えてそのまま、「許す」という単語を使ってみたが、訳すのが非常に難しい。しかし、自分の歌う感覚をふまえるのなら、こういう訳になる。出版されている訳とは、かなりニュアンスも異なる。

しかし、この部分、歌う時にやたら「軟口蓋をあげる」「上をあける」という指示で、あちこちが固くなっている人を見かけるが、少なくともそういう方たちの助けにならないだろうか??

よりよい訳があったら、どうか教えてください。
特に英語がご専門の方、どのように訳すのがよいのでしょうか?上のように訳すと、英語からすると間違っているというようなことがあるのでは?
歌う者からすると、こうなるのだけれど。


さて、この「呼吸のマッピング」も含んだ1日コースを開催します。音楽する人には、特に演奏家の方、指導する方には知っておいていただきたい基礎的なからだのことだ。アメリカで考案されただけあって、簡潔にまとまっている。あとで各自でより発展させてほしいというバーバラ先生の願いもよく現れている。


アンドーヴァー・エジュケーター川井弘子の
ボディ・マッピング講座
「音楽家ならだれでも知っておきたい
『からだ』のこと」


2018年10月30日(火)10:15-17:15
【東京】アスピア・Bスタジオ
定員: 10名
受講料: 20,000円

お問合せ・お申込み:
info★hirokokawai.com 川井
(★を@に変えて送信してください。)


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