2018年7月24日 (火)

合掌造りに思う






富山でレッスンしている間、五箇山の相倉合掌造り集落に行ってきた。世界遺産に登録されている。




そこにあったのは、自然と人間の営みの見事な共存。





例えば、茅葺き(かやぶき)屋根。


なんと10年から20年もつという。

元の茅(かや)はこちら。


そして、これを乾燥させる。


これから屋根を作るという発想。
屋根の角度は、雪が滑って落ちやすい60度だという。




屋根裏では、養蚕業。





日本全国が35℃を超える猛暑の中、ここにはエアコンはない。しかし、なんと凌ぎやすく、気持ちのいいことか。自然とはそういうことなんだ。


富山県の民謡「こきりこ節」。
「こきりこ」とは?




こちらは「ささら」。


で、囲炉裏(いろり)のそばで「ささら」の演奏のしかたを教えてもらい、はい、ポーズ。






漉き和紙も体験した。


それでできたのが、こちら!(満足…笑)


和紙をちぎって描かれている絵。
雪の描写、お見事!


思ったより軽かった傘。



お昼は、山菜とおそば。



展望台からの一枚。




土の香りがしていた。
灼熱の太陽。

だけど、だけど、木陰では、
そして茅葺きの家では、
空気が人を優しく包んでいた。






そこには無理なく自然を使う知恵があり、
自然の恵みを感謝とともに受け取り、
しかも、その厳しさや強さを知り尽くしていたかのような畏敬もあるのだろう。




いろいろなところに、歌う時の頭とからだの関係を、私は見ていた。この世界遺産の集落にある自然と人の生活は、まるでソマと脳の関係のようだと思った。





豆乳ソフトクリームも美味しかったけど、鮎も最高だった。



富山の皆さん、ありがとうございました!!



















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2018年7月22日 (日)

「かわいい」と夢二

岡山県瀬戸内市に、「ボディ・マッピング」の指導に行ったのは2年前の2016年7月のことだ。

「生命の貯蓄体操」(こういう体操があったんですね!)の指導者の方の研修会(写真撮り忘れ、和室、研修施設もレンガ作りで素敵だった)。経絡を元に考案された日本の健康体操と、アメリカ発祥の「コナブルのボディ・マッピング」のコラボ。さらに、私の歌う体験が、呼吸法のお話をする時に役立ったと思う。40代、50代の方もおられたが、平均年齢は60歳以上。みなさん、積極的かつ柔軟で、笑いもいっぱい起こり、楽しい学びの時間となった。

終了後、竹久夢二の生家に連れて行ってもらった。






邑久町にあったんです!

夢二が16歳まで過ごした家。そして、息子の不二彦さんのスケッチを元に再現された、東京にあったアトリエの「少年山荘」。








写真は夢二の絵のプロのモデルさん…あれ、名前は…夢二の3人目?の彼女、のちに内縁の妻??

写真はホントは撮ってはいけないそうだが、これならいいですよと館の方がこっそり?許可をくださった。



なぜ急に、夢二のことを思い出したか?!
実は、私は昨夜から富山にいる。

今朝の日経新聞に、「『かわいい』の源流をたずねて」という特集があり、夢二がその源流だとの記事があったからだ。


しかし、私は夢二の生家を訪ねた時、そうは思わなかったから。

夢二の繊細な世界は誰もが認めるところだろうが、時に艶っぽく、時にかわいい、そして時に時代を反映して深刻だ。人がそうであるように、様々な側面を夢二の親しみやすく、わかりやすい筆致で表現していると感じる。

「かわいい」は確かに、日本特有だ。
こんなに「かわいい」が女性の側面として市民権を得ている国を、私は他に知らない。日本の男性も、他国より女性の「かわいい」が好きだと感じる。


しかし、ここで女性たちが気をつけなければいけないのは、「かわいい」が、「子供っぽい」「幼稚な」に留まり、人間としての成長を妨げることだろう。

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2018年6月12日 (火)

アムステルダム・ミュンヘン・ボルツァーノ紀行

例年のように、1カ月をヨーロッパで過ごした。
今年はいつもより遅い出発で、4月10日関空発。



桜を見たのはホントに何年ぶり?!
10年ぶりぐらい??感動!


そして1年ぶりのオランダは
いつものように人々の朗らかさや
笑顔に助けられ、よき滞在となった。


アムステルダム中央駅
Amsterdam Centraal Station
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今回は、久々にドイツにも滞在。
アムステルダムからミュンヘンに飛んだ。
Amsterdam Scchipol
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ドイツは、何年ぶりだったのか??!

中でもミュンヘンはStawski先生のレッスンスタジオのあった思い出の地。StuttgartからICに乗って2時間余り、ホントによく通った。

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ちょうどお掃除中だった市庁舎
Rathaus
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次の日には仕掛け時計を見ることができた。
難民問題で揺れているドイツを心配してたが、30年前と変わらず、外国人にも寛容で骨太のドイツが、そこには感じられた。







発声に悩んだ日々、そして今のアプローチで進むことになったきっかけのすべてがこの街にあった。当時のことを思い出して涙が出そうだった。その場所に行くというのは、こういうことなんだなと。



教会の鐘の音が、約30年前と同じく響いていて、不思議な気分になった。




そして、この街で懐かしい人に会った。

木下武久先生の息子さんの義久さん。ドイツを代表する児童合唱指揮者。







予告?
Bolzano/Bozen
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2017年2月16日 (木)

テーマは「喉をひらく」

Zunge


2月・3月の歌う人のための講座のテーマは
「喉をひらく」。

ホントは、喉は開かなくても、「本来、開いている」んだけどな、
と思いながら、こんなテーマにしてみた。
一般的に、声楽レッスンや発声の指導でよくつかわれる言葉だから
わかりやすいのだ。
写真の喉のモデルをつかいながら解説、また実際に歌っていただきながら
<事実の確認・思い違いの修正・納得がもたらすこと・
実際に歌う~声の変化・今後の練習方法>
をお知らせしたいと思います。


多くの皆さまのご参加をお待ちしています。
長年の悩みを解決する、新しい情報がいっぱいのはずです。
ご期待ください!!

■2/19(日)13:30-15:30 【大阪・内本町】
■2/26(日)14:00-16:00 【倉敷・美観地区】
■3/ 4(土)10:00-12:00 【東京・目白】

詳細・お申し込みはこちらから。

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2016年12月13日 (火)

「呼吸法」について尋ねられました

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「○○式呼吸法」などなど、健康のため、声のためにいいと言われている呼吸法がたくさんあります。耳鼻咽喉科の先生方にもそれぞれのおススメがあって、音声治療の一環で指導くださるクリニックもあります。

最近、いろいろなところから、「○○呼吸法」は、歌う時にいいのでしょうか?
これをやっていたら歌がうまくなりますか?

という質問を受けました。


ボディ・マッピングを指導するアンド―ヴァ-・エジュケーターは、「いわゆる呼吸のエクササイズは推奨しない」という立場を皆でとっています。なぜなら、そのエクササイズをすることで、余分な呼吸や動きの癖がつくことを知っているという理由からです。

しかし、しかし、。。。


というわけで、私はそれぞれ質問を受けた人を思い浮かべながら、それぞれの人のいう呼吸法を試してみました。そして思ったのは次のことです。


「なるほど~効果があるでしょう・・・」

そのかわり

「そおっ~と、やさし~く」取り組んでください。
しっかり大げさにするのではなく。
焦って、早くよくなろうは禁物です。
なぜなら、からだが本当に学ぶチャンスを失ってしまうからです。


 
取り組み方、どのようにやるのかが最も重要なんです。
WhatよりもHowが。

試すことは大切です。

特に、すぐに声が嗄れる人、息が全く続かない人、体力がないと思われる人は、直接に歌う以外に、運動することなど何かが必要と思われますので、その時、呼吸法も一つの大きな助けになるでしょう。


しかし、注意は、これと「歌をうたうこと」を一緒にしないことです。
呼吸法は呼吸法でやってください。

*歌う時に、呼吸法でやる姿勢で歌わない。
*呼吸法でやるのと同じように、からだを締めない。
*呼吸法の時と同じ分量の息を、呼吸法の時のタイミングで歌う時に流さない...Etc.


歌う時には、曲によっても違いますし、変化に富んだ、繊細なからだや息の使い方、ときには強く、そして持続させることが必要となることは、言うまでもありません。
呼吸法は歌う時に大切ですが、歌に必要な呼吸法は最終的には歌うことによってしか学べません。

先日、ある呼吸法の先生方にお会いすることがありました。
私の声楽のレッスンを受講している生徒も、その研究所で数名お世話になってます。

アレクサンダー・テクニークやフェルデンクライスの先生にもお世話になっている生徒がいて、その先生方とも、また音声専門医の先生とも、よくお話をし、ご相談もします。スポーツ整形外科の先生に、いろいろ教えていただくことも多いです。

ひとりの生徒をよくするのに、それぞれの専門家がどのように考えどうアプローチしているかを指導者同士で話し合う機会を持つことは、とても有意義なことです。

時々困るのは、「どちらの方がよりよい」という争う雰囲気が出ることです。しかしそうならないように心掛け、少しの食い違いは認め、お互いの専門分野を尊敬しつつ、よき話し合いができることが、これからのよき指導法といえるのではないかと思っています。

個性豊かな多様なの生徒の皆さんと、それぞれの専門家の先生方にお会いでき、お話できること、
これからますます楽しみです。

 

 

 

 

 

 

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2016年10月 5日 (水)

好評につき【レッスンカレンダー】販売を延長します!

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HIROKO’s Lesson Calendarをご購入下った方、
ありがとうございます!!

8/31に予約注文を締め切った後、お問合せ多数、
好評につき、その販売を延長いたします!
11月末まで、ご購入いただけます。


すでに購入下った方から、
このようなお礼の葉書をいただきました。

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「川井先生、いつも大変お世話になっております。
先日は、リサイタルの開催、心からおめでとうございます!
お疲れは出ていませんか。
リサイタルの直後にもかかわらず、早々に
レッスンカレンダーをご送付下さって、誠に
ありがとうございます。どうにも行き詰まるとき、
弘子先生がすーっとサジェスチョンを下さる
ように、このカレンダーが私のガイドのひとつに
なるような気がする、とてもステキな一品です。
大切に使わさせて頂きます!」


この方が書いてくださっているように、
そのような目的で作ったので、
ほんとにうれしいお礼のお葉書でした。

カレンダーの
サンプルぺージは下にあります。

写真から、レッスン動画がスマホで見れる新機能が売り?ですが、
もしスマホをお持ちでない方がいらしても、このカレンダーには
美しい写真と多くの歌うための示唆が書かれていますので、
ご購入下さると
きっとご満足していただけると思います。


気になるお値段ですが、新機能であることと、部数が少なく限定のため
消費税込み2,200円+150円(送料・手数料)=2,350円
でお願いいたします。

講座やレッスン時にお求めくださる方は、2,200円です。
(その旨、購入希望のメールにお書きください。)


では、購入ご希望の方は
*************
*お名前
*郵便番号
*ご住所
*電話番号(メールが届かない時の確認のため)
*メールアドレス
*購入部数
************

をお書きの上、以下のアドレスにメール下さい。

(「件名:カレンダー注文○部【ご名字】」としてください。)
代金のお振込み先など、お知らせします。

calendar☆hirokokawai.com
☆を@に変更して送信してください。


なおこのカレンダーは、川井弘子の講座やレッスン予定が
書き込まれている、2016年10月~2017年3月までのものです。

もし多くの方がご購入くださると、次回は価格を下げられるでしょう。
どうぞよろしくお願いいたします。

そして、皆さまのお役に立てれば幸いです。

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 2016/05/14(土)に、
東京での「うまく歌える講座」に参加くださった皆さん、
講座後に撮影した写真が載っています。






≪サンプルページ≫

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上記「サンプルページ」をクリック下さり、プリントアウトするか、あるいはそのままパソコンの画面上でも、次の機能は使えます。

≪レッスン動画を見るには≫

      1.ご自分のスマホやタブレットに、無料のアプリ「COCOAR2」をダウンロードします。

2.「COCOAR2」を起動します。オレンジ色の枠で囲まれた、左上に「AR」と記入されている写真にカメラ画面をかざすと、スキャンが始まります。

3.スキャンが完了すると、2~5秒ほどでスマホまたはタブレットの中で、動画が始まります。

(注)スマホやタブレットを近づけて、「COCOAR2」の画面の枠が、「左上にARと記入されている写真」とほぼ同じ大きさになるようにすると、スムーズに読み込めます。



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2015年12月28日 (月)

成功した人は、ひとより何倍も失敗している

今年のノーベル賞、医学・生理学賞を受賞した大村智教授の言葉から。

「成功した人は失敗を言わない。成功した人は人より何倍も失敗していると思う。失敗してもいいからやってみようと。」

「やったことは大体失敗する。うまくいかなかったり。そのうち5、6、7回やってるうち、びっくりするくらいうまくいく。それを味わうと失敗が怖くなくなる。それが研究の楽しさ。失敗したから良かった。それが必ず役に立つ。」


音楽する時も、だいたいやったことはうまく行かない、思うように歌えない…とわかっていることが大切だと思えるようになって来た。
それで試してみると、なんと以前よりはうまく行くではないか!!

来年は申年。
さて、いろいろ試しながら、のびのび進むかなぁ~。

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2015年8月18日 (火)

この広い空の下で

この広い空の下で

この広い空の下で
同じ空気を吸っている あなた
遠くいれば 遠いほど
空が広くなります




これは片桐ユズルさんの詩だ。

「わたしたちが良い時をすごしていると 
片桐ユズル詩集」
(コールサック社)
に収められている。




また、「基礎英語の教え方」という
なんということのないタイトルの本だが
中身はすごかった。


私にとって「ユズルさん」は、
(みんなに「ユズルさん」と呼ぶように言われている。。。らしい!)
アレクサンダー・テクニークを日本に初めて紹介した人だが、
実は、一般意味論の第一人者として、
日本の英語界では有名な方だ。





外国語の携わる人はもちろん、
日本語以外はまったく関係ありませんよ、と言われる方も、
一生懸命やっているのに
なかなかうまく行かないという方、
ひょっとすると、言葉に振り回されて、
やりすぎのことがあるのかもしれません。


この1冊から、多くを気づかされるに違いない。
「まえがき」はこちら

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2014年4月29日 (火)

札幌でのAE6時間コース 2014年4月

4月24日(木)から28日(月)まで
札幌で講座やレッスンをしてきました。

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AE6時間コース
「音楽家ならだれでも知っておきたい『からだ』のこと」も
3時間ずつ、2日間に渡って行いました。

上記は、「ジャズピアニストの方に実際に弾いていただきながら
なにやら胸のことを指導している6時間目のある1コマです。

胸にある胸骨は硬い骨ですが、胸骨すぐ横の肋骨は途中まで「軟骨」です。
「胸郭」とは言いますが、動きがここにもあります。

。。。とでも指導していたのかな?!
なんだか二人で瞑想風?!

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腕の時間。肩甲骨を2人組になって探して?!います。
肩甲骨って触ってもらうと改めて感じるのですが、

思っているより
実際は

大きいのです。

これが肋骨の上で動きます。
ピアノを弾く時にも、チェロを弾く時にも、三味線を弾く時にも。。。。

20140427031scapla




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そしてAEコースではおなじみ
ギムニクボールと脊椎モデル(整形外科にあるのと同じです)。
ちなみに男性の骨盤です。(女性の骨盤の方が丸みを帯びていて大きいです。)
レッスン室に2つこの骨盤・脊椎くんたちがいるのもなんだし(笑)、
男性の骨盤・脊椎くんだけで我慢?しています。

神秘な骨盤!!
2重S字カーブの脊椎!!
見るたび、触るたびに発見があります。



さらに、私のお勧めの骨盤歩きはこれです。

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なんだか怪しく?!見えますが、
「ヒトの動きは骨盤から」といったのはフェルデンクライスです。
この動き(骨盤で歩く)で前に進みながら歌うと、
特に、支えが上がりやすい人も
歌いやすくなると多くの方に好評です。

ピアノの方はこれをやりながらピアノは弾けませんが(笑)
骨盤歩きをした後、ピアノを弾いてみてください。
なにか変化が感じられるのではないでしょうか?





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2014年4月24日 (木)

「きびだんご」って岡山のでは??

Kibidanngo

札幌で、
個人レッスンに来られた
太棹で「じょんがら」を豪快に奏するお姉さんから、
谷田の日本一の「きびだんご」を頂きました。

「きびだんご」って、「吉備団子」で
てっきり岡山名物だと思っていたんですが、
北海道にもあったのです。
しかも、超自然派で歴史も、いわれもあり、何ともお・い・し・い!

北海道開拓の精神も込め、
「起備団合」と命名された
自然の材料だけを使った
非常食なんだそう。
今では珍しい、オブラートにおおわれています。

へえ~~。

北海道の「きびだんご」の
一本勝ち!?

それにしても、北海道には
海の幸から、新鮮野菜、
乳製品、お菓子・チョコレートまで
美味しいものが多いな~。


Hiroko@いろんな意味で札幌ファン

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